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環境省レク 新ごみ処理施設の排ガス規制

日隈市議は8月23日、新たなごみ処理施設の建設にあたり環境省から説明を受けました。

 

焼却炉の排ガス中の重金属類の規制について、環境省は「バグフィルター等の排ガス処理設備は、水銀を始めとする重金属類の排出抑制に一定の効果がある」と答えました。

 

日隈市議は環境省の担当者に、いまの清掃センターが稼働して6年目にダイオキシン規制の変更で 億円をかけた改修を行ったことや、新ごみ処理施設の建設予定地の住民から建設反対の声が上がっていることを説明しました。

 

環境省は、焼却炉の排ガス中の重金属類の規制について「ヨーロッパでは、水銀以外にカドミウム、タリウム、マンガンなどの重金属類について、排出規制値が定められている。わが国では一般廃棄物処理施設の排ガスについて排出規制値は定めていない」と答えました。

 

また、「バグフィルター等の排ガス処理設備は、水銀を始めとする重金属類の排出抑制に一定の効果がある」「ヨーロッパで規制されているマンガン、ニッケルなどは、大気汚染防止法で有害大気汚染物質と規定している。事業者は、大気中へ排出する状況を把握するとともに、排出抑制するために必要な措置を講じるようにしなければならない」とつけ加えました。

 

日隈市議は「ヨーロッパ基準は世界的な流れになるのではないか。環境省は専門家を集めて、基準づくりを検討しているか」と質問。環境省は「中央環境審議会で有害大気汚染物質の対策や基準について検討している」と答えました。