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トライ・ウッド(第三セクター)が韓国ハンス社に示談金750万円を払った

日隈知重市議は11日、日田市の第三セクター(株)トライ・ウッドが韓国ハンス社に取引停止の示談金750万円を支払った経過を市長に質問しました。

市長は「トライ・ウッドに事実究明を求めている」と答えました。

 

トライ・ウッドは、旧上津江村が国の支援を受け、経済林としての森林保全を図り、森林を守り育てる若い後継者育成のために設立された会社です。資本金は4億540万円で、そのうち市が3億8千万円(出資比率94%)。市は文字どおりの大株主です。

日隈市議は、トライ・ウッドが製材品の海外輸出をやめた理由を質問。

市長は「海外からの注文が減り、国内需要が盛んになっている。海外輸出をやめたわけではないと(トライ・ウッドから)聞いている」と答えました。

トライ・ウッドの木材輸出額の状況は左の表のとおり。

市長は、トライ社に事実究明を求めている。

日隈市議は、トライ・ウッドが韓国のハンス・インターナショナル社に示談金750万円を支払うことになった経過の説明を求めました。

市長は「(ハンス社に)製品を出荷していたが、その後、以前から取引のある別の韓国企業との売買契約に抵触する恐れがあることがわかり、ハンス社との取引を停止する判断をした。ハンス社から取引停止の賠償金を請求され、解決金750万円を支払って示談したと聞いている」と説明しました。

また、今後の対応については「ハンス社との取引の経緯など事実関係を究明し、関係者への損害賠償請求を含め、トライ・ウッドに強く求めている」と答えました。