日隈市議は6月議会の一般質問で、新型コロナによる長期の休校で「子どもたちは不安やストレスをため込んでいる」と指摘。
市教委に対し、子どもの実態に合わせた柔軟な教育を求めました。
授業や学習についていけるか心配
日隈市議は「小中学生の学習の遅れと格差の拡大、心身のストレスの実態を把握しているか」と質問。
教育長は「6月上旬に心身や生活学習の状況について意識調査をした。臨時休校中にストレスを感じたと答えた小学生は53%、中学生は33%。これからの授業や学習に、ついていけるか心配と答えた小学生は57%、中学生は64%。中でも受験をひかえた中学3年生は70%となっている」と、新型コロナによる長期の休校の影響が大きいことを述べました。
子どもの実態に合わせた教育を求める
日隈市議は「子どもの実態に合わせた柔軟な教育をすすめる方針と手立てを決めているか」と質問。
教育長は「年間の授業時数を確保するため、市教委の主催行事や学校行事の中止を含め大幅に見直しを行い、夏休みを短縮することにより対応する」と答えました。
日隈市議は「夏休みの短縮で授業をつめ込むのではなく、特に重要な学習へ重点化し、それ以外は教科横断で学んだり、次年度以降に効率的に学ぶようにする方法は検討しなかったのか」と質問。
教育長は「そんなにつめ込まなくても通常の授業で2学期末までに取り戻せる。次年度に先送りする考えはない」と答えました。
日隈市議は「夏休みの短縮は、熱中症の危険や子どもたちに新たなストレスを与える」と疑問を述べました。