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性差で悩まない学校制服

出生時の性別に違和感を持つトランスジェンダーの児童・生徒を考慮し、ここ数年、学校制服のジェンダー平等が進められています。

 

福岡市、北九州市、大川市は、今年度からジェンダーフリーの標準服が採用されました。

日隈市議は、3月議会に予定していた一般質問を文書で質問。

「性別に関係なくスカート・ズボン、リボン・ネクタイから選べる制服の導入は検討できないか」と質問。

市教委は「先進地の事例を踏まえながら、調査・研究を進める」と答えました。

ジェンダーとは

ジェンダーとは、社会が構成員に対して押し付ける「女らしさ、男らしさ」、「女性はこうあるべき、男性はこうあるべき」などの行動規範や役割分担などを指し、一般には「社会的・文化的につくられた性差」と定義されています。

それは決して自然にできたものではなく、人々の意識だけの問題でもありません。

時々の支配階級が、人民を支配・抑圧するために、政治的につくり、歴史的に押し付けてきたものにほかなりません。

 

たとえば職場で、「女は妊娠・出産があるから正規で雇われないのは仕方ない」、「男は会社につくし、妻子を養って一人前」といった規範を押し付けることで、女性も男性も過酷な搾取のもとに縛り付けてきたのがジェンダー差別です。

(日本共産党第28回党大会での志位和夫委員長の報告より)

男女平等とは

「男女平等」は、法律や制度のうえで一見「男女平等」となったように見える社会においても、女性の社会的地位は低いままであり、根深い差別が残っています。

多くの女性が非正規で働き、政治参加が遅れ、自由を阻害され、暴力にさらされ、その力を発揮することができていません。

その大本にあるのがジェンダー差別です。

(日本共産党第28回党大会での志位和夫委員長の報告より)