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障がい者の移動の自由を奪う駅無人化

JR九州は各地の駅の無人化を強行し、3月からさらに6県29駅を無人化します。この中に天ヶ瀬駅が含まれています。
日隈市議は3月8日、「JR九州の駅無人化計画は、障がい者などの移動の自由を奪う」と指摘し、市長に考えを聞きました。
日隈市議は、駅の無人化で大きな影響を受ける障がい者が、大分県や長崎県でJR九州に改善や損害賠償を求めていることを紹介。大分県で裁判をたたかっている原告の一人の吉田春美さんが「この裁判は、もはや障害者だけのものでなく、高齢者や女性、子ども、地域の足はJRしかない人たちの利便性や安全性の問題でもある。JR九州は公共交通機関としての役割を真摯に見つめてほしい」と訴えています。
市長は「駅利用者の安全・安心に(JR九州が)どこまで責任をもつか大きな課題。線路に向かっての柵、自動扉がついているのは新幹線ぐらいしかない。何もない中で転落したり、コンコースが歪んでいて誤って線路に落ちたりしないようにしなければならない」と答えました。
長崎の菅田多津子さんは、JR九州に対し「豪華な観光列車や長崎新幹線に使うお金がある。無人駅にするなら、きちんとバリアフリーにしてからにしてほしい」と話します。日隈市議は「JR九州に今後のバリアフリー対策を聞くべきではないか」と質問。市長は「確認したい」と答えました。